離婚手続きの流れ

離婚手続きを進める際の大まかな流れをまとめてみました。離婚前後は精神的にもまいってしまいがちですし、冷静に手続きを進めるのが難しかったりします。目の前のことだけに追われることのないように、全体の流れを事前に抑えておきましょう。

離婚を決意

普段から結婚生活に不満やストレスを感じていても、たいていのことは我慢したりします。タイミングや原因の違いこそあれ、離婚は「絶対離婚する!」という決意から始まります。そこまでの決意が持てないのであれば、中途半端に離婚手続きを進めるのはオススメしません。今一度、なぜ離婚したいと思ったのかなどを整理してみましょう。

夫婦による話し合い

一旦離婚すると決まったら、(もしくは相手が離婚すると言ってきたら)話し合いが必要になってきます。感情的なことだけでなく、離婚後の生活をどうするのかとか、お金のことや子供のこと、親戚にどのように伝えるかなど、できるだけしっかりと話し合っておくのがベストです。話し合えるような状態ではない場合は、代理人を立てるなり、専門の弁護士などに依頼するなりして、条件などをしっかりと決めていきましょう。

離婚届の作成と提出

離婚に関する取り決めを話し合って決めた段階で、離婚届の作成と提出を行います。できれば養育費、財産分与、解決金などに関する公正証書は離婚届を提出する前に作成しておきましょう。離婚した途端に相手が交渉に応じてくれなくなってしまい、養育費などをもらえないという可能性もありますので。

離婚後の手続き

離婚届の提出が終わると、ホッと一息つきたくなりますが、ここからがまた大変です。

戸籍の移動や公共料金、金融機関、カード会社、運転免許の名義変更、職場への報告などシンドイことがたくさんあります。どのような書類を提出して、どういった申請をしなければいけないかをノートなどにまとめてスケジュールを立てて取り組むのがおすすめです。

離婚後の子育て

シングルマザーになっても、シングルファーザーになっても世間からの風当たりは厳しかったりします。へこんでしまうようなこともあるかもしれませんが、気持ちの切り替えを上手に行って、子供を守っていくという気持ちを強く持っていくことが大事になってきます。

離婚に至る手続きから離婚後の生活までの流れの中に、調停離婚や弁護士への相談などなど細かなものが入ってきます。一つでも欠けてしまうと、それだけスムーズに手続きをすることができなくなってしまいます。全体の流れをある程度頭の中に描いて、スケジュールを組むことが重要です。

シングルマザーの貧困問題について知ってますか?

「離婚したい」と思い、まっしぐらに離婚を成立させてしまうのは軽率だと思います。特に離婚してシングルマザーになるのであれば、相当の覚悟が必要になってきます。きれいごとだけでは食べていけません。

シングルマザーの仕事

結婚・出産を経た後も旦那さんと同じくらい稼いでいる方は別ですが、専業主婦として過ごしていた方が離婚をきっかけに仕事探すのはものすごく大変です。

「男女平等の社会を」とか「女性の働きやすい職場を」とかいったスローガンを掲げている会社も多いですが、実態が伴っているかは定かではありません。会社側から見るとシングルマザーは、育児に時間を取られるからという意味でリスクが高いと判断されることが多いようです。

シングルマザーになっても仕事に就けるチャンスを広げるために資格を取得するというシンママさんも多くいらっしゃいます。比較的短期間で資格取得できて、全国で就職・転職しやすいとされている医療事務資格が圧倒的に人気があります。座り仕事が中心なので、体力的にも負担が少なかったり、子供の病気で休むといった場合にも理解を得られやすい職場環境というのは魅力的ですね。

シングルマザーの平均年収

シングルマザーの年収については、統計情報などを調べてみると大体の数字が見えてきます。いろいろな情報が出ていますが、シングルマザーの平均年収は100万円台のようです。育ち盛りのお子さんを抱えているのに月10万円弱の生活費で暮らしていかなければいけないという計算になります。仕事と育児の両立だけでも大変な上に経済的にも緊張状態が続くというのは過酷以外の何ものでもありません。

もちろん賢く節約することで、少ないお金を有効に使い貯金までできるという方もいます。でも離婚してからどのような経済状況になるかある程度の見通しは立てられるので、

離婚前にできるかぎりの準備をしておくことが大切になってきます。

シングルになる前に準備しておきたいこと

とにかく経済的に安定していられることを最優先に考えましょう。贅沢をする必要はありませんが、最低限の衣食住が満たされていないと正常な判断ができなくなってしまいます。シングルというだけで心無い言葉をかけられたり、嫌な思いをすることもあるので気持ちを強く持つためにも生活の基盤をしっかりと確保しておきたいものです。

衣食住を安定させるためにできることは全てやっておきましょう。今仕事を続けていて、子供と一緒に暮らしていくのに不自由していないくらい稼げているなら、お子さんの心のケアを中心に考えてみましょう。お金があれば暮らしてはいけますが、子供の心のケアは別の問題ですからね。

今、仕事に就いていないという方はひとまず実家の両親や兄弟、親戚などに相談してお世話になれるかどうかを確認しておきましょう。出戻りはカッコ悪いという気持ちや、迷惑をかけたくないという気持ちも出てくると思います。でも背に腹は変えられませんので、恥を捨てて頼んでみましょう。助けになってくれれば心強いですし、生活を立て直すまでのスピードも早まると思います。

仕事もない、両親など頼るあてもないときは・・・

離婚後の生活を送る上で一番問題になってくるのは、このパターンだと思います。実際の離婚の手続きに入る前にできるだけ貯蓄をしておく、資格の取得や仕事探しをしておく、もしものときに頼れる人を見つけておくなどの準備を入念にしておきましょう。もちろん夫から養育費をしっかりと受け取れるように、どのような手続きが必要なのかも調べておく必要があります。

夫との生活に耐えられないからといって、サッサと離婚手続きを済ませたものの、その後の生活が立ち行かなくなっても誰も助けてくれません。食べていくことができないからと、夜の仕事に就かなければいけなくなるという可能性も出てきます。離婚した後の生活をスタートするにも色々とお金がかかります。収入がストップしてしまっても1年は暮らしていけるくらいの貯蓄を最低限貯めてから離婚の話を進めましょう。

ホントに離婚してもいいの?

夫婦生活でなんとなく嫌なことが続いて「離婚」という言葉が頭に浮かんで、このサイトを見てくださっている方も少なくないと思います。離婚って、想像以上にハードです。

離婚を思いとどまるきっかけにしてほしい

旦那の浮気が発覚した、とか育児を全く手伝ってくれない、といったストレスは程度の差こそあれ多くの方が感じています。「なんでこんな人と結婚してしまったんだろう」と落ち込んでしまうこともあります。でも、一緒にいてくれることや育児はダメだけどちゃんと生活に困らないように稼いできてくれることなど、いい所も探せば見つかるはずです。お子さんのかわいい寝顔を見て気持ちを落ち着かせるというのもいいかもしれません。結婚生活の中で嫌なことがあったから即離婚、というのはあまりにも短絡的な気がします。

このサイトを立ち上げたのは、離婚を考え始めた方への情報提供という意味もありますが、実は「離婚を思いとどまるためのきっかけにもなれれば」という意味もあります。離婚後の生活は、特にシングルマザーにとってはイバラの道です。離婚せずに済むのであれば、その方がよいに決まっています。離婚についての情報を提供しつつ、「離婚するのメンドクサそうだからやめよ」と思っていただければ、それはそれでうれしいです。

離婚に踏み切る前に確認しておきたいこと

離婚後の人生を少しでも歩みやすくするために、離婚前に確認しておきたいことをまとめました。当てはまるものが多ければ多いほど、離婚後の生活にプラスになります。ほとんどの項目が当てはまらないようであれば、もう一度離婚を考え直して見た方がいいかもしれません。

健康には自信がある。

収入がゼロになっても1年以上暮らしていけるだけの貯蓄がある。

親も離婚について理解してくれていて、実家のお世話になれる環境がある。

仕事に就いていて定期的な収入がある。

周りに心無い言葉をかけられても、気にしない自信がある。

辛いときに相談できる友人がそばにいる。

離婚だけが解決策ではありません。相手に対して離婚を切り出したとしても離婚届を提出していなければ引き返すことはできます。多くの方に祝福されて結婚したんだということ、お子さんがいるのであれば離婚によって心にキズをつけてしまうということ、なども含めてしっかりと考えてから結論を出すようにしてください。